IPO株で高配当を狙え!高配当銘柄を買うには?

IPO株を購入する動機は、人それぞれです。
購入した株式を上場初日の初値上昇に合わせて売却する決まりはありませんから、価格が上昇しようと下降しようと株式を保有し続ける事できます。
例えば、高配当な銘柄を入手した後は、有価証券として保有し続けて毎年配当を得ていくという選択をするのも良いでしょう。
初値が高騰した後に株価が低くなった場合は、買い増しをしてより多くの投資をするという事もできます。
配当を目的としてIPO株を購入する際は、上場初日に売却するというIPOのセオリーとは少し違った形になります。
しかし、狙った株式を入手する方法はIPOのセオリーを守り、情報収を上手く行う事が大切です。
基本的な準備をしておくかしないかでIPO株の入手確率は変わりますから、事前にできる準備を一通り整えられるように余裕を持って計画的に動くと良いでしょう。
情報収集としては、証券会社が発表するIPOの情報をこまめにチェックする事が大切です。
一度発信されたスケジュールが変更される可能性を考えて、情報の更新がある事を前提に計画を立てておきましょう。
どの銘柄であっても公募期間と購入期間がありますから、スケジュールに応じて銀行や他の証券会社に預けてあるお金を移動させておきましょう。
また、上場予定の企業が発信する目論見書をチェックしておき、高配当が続く有望な企業であるかどうかを確かめる事も大切です。
有価証券としての価値を高配当に見出している場合は、投資先の企業の事業が滞って配当が無いという可能性も考慮しなければいけません。
株価以外の重要な情報に目を通しておく事で、投資の失敗を避けやすくなるでしょう。
IPO全体のスケジュールを把握するには、IPO関係の情報を取り扱うウェブサイトを利用する事が便利です。
月毎の上場スケジュールを一覧表の形で確認できますから、銘柄毎の公募価格や上場日時といった情報を俯瞰できます。
ウェブサイトによっては情報公開だけでなく、より利益を上げやすくなる情報も併せて掲載されているので、ブックマークしておくと投資で有利に立てるでしょう。
複数の証券会社と繋がっておくことが大切
IPO株を購入する投資戦術として、証券会社との付き合い方が大切になります。
証券会社は1社に絞り込む必要はなく、1人で複数の証券会社と契約する事が可能です。
IPO株の公募は、1つの銘柄に対して複数の証券会社が行います。
この為、該当する証券各社と契約を結んでいる方は、数回の抽選に応募する事もできるでしょう。
複数の証券会社と契約をしている事は、投資環境によってはより有利な状況に持ち込む事ができます。
例えば、投資家から注目を集める大型の企業が上場を決定したとしましょう。
この時、2つの証券会社がIPO株の公募を行ったとします。
一方の証券会社は主幹事であり、資産額の多い方を優先的に当選しやすくする抽選方式を採用しています。
もう一方は資産額に関係無く、平等な抽選方法を採用している証券会社です。
この場合、IPO株の抽選に応募する前に資産を移動しておく事がIPO株の抽選に当選する確率を高めやすくなるでしょう。
資産額の多い方が有利な証券会社には、銀行や他の証券会社の口座から資金を集中させておく事が有利です。
平等な抽選方法を採用している証券会社では、IPO株の購入費用さえ残しておけば抽選に参加できます。
当選確率を高める事は、1回の抽選ではあまり効果が無いと思えるかもしれません。
しかし、何度も抽選を繰り返す間の当選数には大きな差が生じます。
この他にも、自分以外の家族が投資を行っている場合は、家族同士で情報を共有して複数の証券会社の抽選に参加するという方法もあります。
家族それぞれが複数の証券会社と契約していれば、当選確率は更に高まるでしょう。
情報収集が確かであれば、毎年高配当の配当金を得られる良いIPOを入手できます。